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2013年12月30日月曜日

コロンビアから来訪された方を案内しました。

 12月14日と15日に上智大の幡谷則子先生とコロンビアから来訪したカルメンさんをご案内しました。
 幡谷先生は震災当初より被災地でのボランティアや視察など被災の支援をしていただいておりますが、今回は専門分野であるコロンビアでの調査研究でのお知り合いであるカルメンさんと共の来訪となりました。なんでもカルメンさんは農村部での政情不安が続くコロンビアにおいて、教育や農業指導をなさっていた方だそうで、今回初の来日にあたり、震災の現場を見て被災地の方々に寄り添いたいとお出でになりました。幡谷先生共々私的な訪問ですが、数ある日本の世情の側面として被災地を選んでいただいた事に感謝です。
 2日間のタイトスケジュールでしたが気仙沼・陸前高田・大船渡で、仮設店舗や寄贈された図書館、仮設にお住まいの方、自力再建なさった方などからお話を伺いました。皆様に色々な立場からお話を伺う事が出来ましたが、概して状況と心の整頓が出来ているかどうかにかかわらず、生きるために前に進まざるを得ない、奔流にさらされているような段階ではないかと感じました。「すごく疲れています。」という言葉が印象に残りました。
 今回の訪問が直ちにプロジェクトや論文に反映されるものではないと幡谷先生は恐縮なさっておりましたが、現地の方々個々人の心へ寄り添う事も同様に価値あることではないかと大根コンは考えます。満点の復興は難しいとしても、今回の出会いが次につながる、復興への道筋にならんことを祈ってやみません。



カルメンさん(中央)とお話を聞かせていただいた及川さん夫妻(両端)

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