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2013年4月14日日曜日

4月4日~6日APFSと共に活動しました。

4月の4日から6日に関東のNPO法人APFSと共に仮設の掃除や交流、野外活動などを行いました。APFSとは「アジアン ピープルズ フレンドリーシップ ソサイエティー」の略で、在住外国人との交流や支援、相互補助などを目的に活動している団体です。

今回は日頃の恩を被災地支援の形で恩返ししたいと、5カ国6人の有志と代表理事の加藤丈太郎さんに活動していただきました。震災発生直後に数名のメンバーは1度ボランティア来た事があり、震災当初との様相の違いに驚いたようでした。

期間中、有志7人には窓ふき・足湯・花壇づくり・果ては刈り払いと、大車輪の活躍をしていただきました。現地の方たちの評判も上々で、困難にも負けない明るさと屈強な体躯を生かし、復興を一歩進めてきました。ただ作業をこなすだけではなく、現地の事を知り、ふれあい、笑顔を届けるような内容を含める事が出来たのが大根コンとしては嬉しかったです。

受け入れ先の皆様方・APFS有志の皆様方お疲れさまでした。ありがとうございました。



4月3日平泉吉野屋にて。APFS代表加藤丈太郎氏(前列左)と在住外国人6人。となりはご存知大根コンプロジェクト代表吉野崇と一家。長距離移動直後にもかかわらずアジア料理を作っていただきました。絶品でした。菓子工場を貸していたくれたお父さん・雅之さんにも感謝。そしてその足で夜中に陸前高田入り。・・・この時点でタフさの片鱗が。



陸前高田市滝の里住宅

実は今回の窓ふき作業は代表小野田さんの発案。初めてお願いに行った時「作業ってのはついでで話に来たいんでしょ?」と。さすがよくわかってらっしゃる。作業がついでというわけではありませんが、やはり大根コンとしては人間と人間の関わりに勝る復興は無いと思っています。今回はそれが十二分にできてうれしい限りです。来る人も迎える人も素晴らしいからいい事が出来るわけです。ただただ感謝。小野田さん、大変でしょうけれど代表3期目もよろしくお願いいたします。



まずは集会所の掃除から。皆さん本当にテキパキこなす!



最後の方の棟はみんなで手早く作業。外国人ってどこかダイナミックな作業のイメージがありますがとんでもない。とても丁寧かつ繊細な作業でした。その仕事ぶりに「ありがとうね」と窓越しにお礼を言われた方もいたようでした。加藤代表曰く「外国人だから雑だなんて言われたくありませんしね。」と。成程、異邦人ならではの細かい気苦労があるのかと目からうろこの思いでした。

バングラディッシュ出身のひょうきん者。ジョイさん「お嬢様の足をマッサージします。」と率先して足湯のお世話をし始めました。(研修期間3分)この物怖じしない姿勢は見習いたいものです。


スリランカ出身のラルさん。もちろん足湯は初めての経験。これが「ジャパニーズ・オカネカカラナイ・ケンコウホウ」です。・・・説明として大体正しいはず。


今回最年長の参加者ラルさん(フィリピン出身)。会話も弾みます。


仮設の方たちが話す震災直後の話を聞くイラン出身のマジットさんとパキスタン出身のミルザさん。
「みんなの気持ちは分からないけど。」というマジットさん。我々も同じです。でもわかろうと寄り添う事が重要だと思い、大根コンは活動を続けています。


ひょうきん者その2、フィリピン出身のジョージさんは手作り楽器のお手伝い。

「また来ますね。」とAPFSの方たち。「また来てね」と仮設の皆様。新たな出会いが笑顔になりました。大根コンもまた来ますからね~



花っこ畑

4月5日は陸前高田市の花っこ畑でフラワーガーデンの整備作業を行いました。談笑しながらも手の動きはとても速い!恐るべしAPFSパワー。タフさの違いを見せつけられた1日でした。



午前中はここにレンガ積み上げて花壇を作る作業です。花っこ畑の入口にあたる場所です。きっちりやりますよ~


整然とレンガを並べて花壇を形作っていきます。仕事も丁寧で早い!プロ顔負けです。



腐葉土を線に沿って削っていく作業。撮ってくれとトーレスさん。ナイスカメラ目線でパシャり。


ぐるっと回って完成!花っこ畑の玄関口を見事飾りきりました。次に来るのが楽しみですね。


午後は花壇づくりと苗植え。この花っこ畑って、本当に何も無い所からのスタートなんですね。吉田さんの活動に頭が下がります。

休憩時間、近所の人が訪れてちょっとした交流タイムに。やはり大根コンとしては遠隔地の人に地元の生の声を聞いてもらいたいというのがあります。そう意味では今回の訪問は全般的に時節に恵まれたと感じ
ています。

小屋の周りをレンガで化粧。もう一踏ん張り。


皆様お疲れさまでした。また、花が咲くころに訪れたいものです。


大船渡市末崎町西館城跡

いつも大根コンがお世話になる末崎町付近の史跡での作業です。地元住民の大和田さん、及川さんらは、ただの刈り払いにとどまらず、復興につながるものにしようと考えてらっしゃるそうです。そこで登場のAPFS。古城の新たな歴史を始めるべくやって来ましたよ~。



到着後すぐにパチリ。まだ余裕ある顔。


地元の方たちが朝から作業をしており、我々は主に切った木や竹の片づけを担当。ちゃんと安全な作業を用意していただいて恐縮でした。その分きっちり稼ぎますよ!


大型機械が入れないので、草刈り機・チェーンソー以外はすべて人力。マンパワーなら任せてくれとAPFS。そのチームワークとパワーに地元の方も喜んでいただけたようです。


作業終了間際。積まれた枝と丸太。この奥に倍以上の竹と小枝があります。やればできるもんだ。


だいぶすっきりした奥側。この木をどう生かすか思案中です。

作業終了。顔には疲れも出ているけど笑顔はいっそう輝いていますね。
本当にお疲れさまでした。

2013年4月10日水曜日

【再掲載】※支援のお願い※ 大根コンTシャツ・トートバックの販売を行っております。

ブログをご覧になられた方々から、「支援したいがやり方がどこに載っているのかわからない」という声を複数頂戴いたしましたのでもう1度掲載します。
 
震災から3年目に入り、多くの団体の活動も復旧・復興から段々に再興・まつづくりへと移って来ました。一方で被災者で格差が広がり始める反面、大きな団体の活動も縮小しており、今後私どものような活動がより重要になってくるのではないかと感じております。そんな中で、全国の皆様からの温かいご支援・ご声援を頂けることは、何よりありがたい事だとメンバー一同望外の思いです。今後とも三陸の復興と発展にご協力していただきますようお願い申し上げます。
 
 
 
 
〒029-4102
岩手県西磐井郡平泉町字泉屋81
代表 吉野 崇
電話
090-6257-0131(事務局長 吉野正子)
FAX
0191-46-2411
支援Tシャツ・トートバッグのお申し込み先
080-6006-4835(事務局 佐々木和子)

E-mail  daikonkon.project@gmail.com
URL   http://daikonkon-project.com/
Facebook 東日本大震災復興支援大根コンプロジェクト

支援金のお振込先
ゆうちょ銀行 名義人:吉野崇
記号:18390  番号:11499411
他金融機関から
店名:八三八(ハチサンハチ)
店番:838 普通 口座番号:1149941





 
 
 
 
 
 
 

2013年3月22日金曜日

3月10日~16日トンちゃんがやって来ました。

3月10日からトンちゃんが陸前高田市、大船渡市を訪問しました。

打越仮設住宅

陸前高田市下矢作にある約20戸の仮設です。旧市街地からも遠く、人も少ないためがほとんど支援が無かったと言います。こういった仮設が結構あるのが残念ながら実態なのです。


たまのお邪魔虫、もとい来訪者。皆さん楽しんで頂けたようで何よりです。




お父さん別室で絶賛皿回し中。



みんな笑顔になれてよかったです。こんな所に大根コンの意義があるのだと思います。



狩集仮設住宅

今日ここでは子供に帰って遊びましょう、とトンちゃん。

ここでもお父さんが皿回しに挑戦。男性は皿回しが好きな法則。


仮設のにゃんこトトロちゃん。成程、たしかに色がトトロ。なかなかこっちを向かなかったので首を持たれて無理やり正面を向いております(笑)「にゃんでこっち向かなきゃならにゃいの?」
ごめんねー。とても人懐っこい猫でした。

実は今回ここにお邪魔する段取りをつけていただいたのは、既にここの仮設を出た人でした。こういったつなげる人は今後の復興に大変重要なのではないかと思います。何はともあれ、皆さんお元気でお過ごしください。




ドレミ保育

大船渡市にある県立大船渡病院に勤める方のお子さん用の保育所のようです。今回初めてお邪魔しました。




恒例の職員さんのヘンな顔で自己紹介タイム。最初のひとりめが肝心ですよ~
この子たちも「そういえば保育所に通っていた時、ヘンなおばさんが2人、来た事があったなぁ」などと思い返してクスッと笑ってくれる日が来るのでしょうか。我々はそうあって欲しいと思い、活動しております。

飛んで跳ねてへそ出して。大根コンで大喜び。



お友達のカレーパンマン。大事にしてね。


お邪魔いたしました。ありがとうございます。

県立高田病院

ピンクの風船で犬を作っています。「へぇ~」「ほぉ~」と感嘆の声。待合室が少しだけ和みます。



カウンターも飾り付けでちょっぴり明るい雰囲気に。


両手に華で院長先生。一人はむしろ赤鼻。忙しい合間を縫ってトンちゃんに会いに来て下さいました。初めての訪問は11年の6月だったかと思いますが、その時からのが縁ですからもうすぐ3年になります。これも院長先生の理解があればこそ。ありがたいことです。


滝の里仮設住宅

陸前高田市、竹駒町にある仮設住宅。大根コンが良くお邪魔する仮設ですが、トンちゃんの訪問は初めてとなります。


怪しい人接近中。皆さんのワクワクが視線から感じられます。
 
 
皿回し初挑戦中。思わずにっこり。「この棒だったら家の皿も回るベか?」回りません。やめましょう。
 
この仮設の方々は気仙町の方たちが大半を占めるそうです。そのせいかまとまりの良いと感じる仮設の一つですが、参加者の中にはちゃんと他地域の方も混じっていたそうです。孤立した人を作らないように声をかけ、気を配る。簡単なようでなかなか難しいですが、この仮設では大丈夫なようですね。

また近いうちにお会いいたしましょう。それでは。



おやこの広場きらりんきっず

陸前高田市大隅仮設店舗にあるおやこの広場です。最終日にちょこっただけ寄らせていただきました。



皿回し初挑戦。うまくできるかな~
 
 
コツを伝授するトンちゃん。今度こそ回してみよう!

すぐに子供と打ち解けることができるのはクラウンとしての訓練でしょうか。それともやはり長い人生を歩んできた者の温かみでしょうか。
 
 
 
最後は風船を持って大行進。今度はもうちょっと長めに遊べるようだといいね。



その他ぶらり旅
このほかにも本当にたくさんの方々との出会いや再会がありました。トンちゃん曰く「これが継続の力」。こうやって少しずつみんなで元気になれれば大根コンもうれしい限りです。



大船渡保育園にて。「宣伝!宣伝!」と支援バッグを手に撮影(笑)
いやぁ。ありがたい限りです。


米崎保育園にて。「昨日TVで見た!」と大人気。恐るべしNHKニュース。

佐野仮設にて。出かけようとしたらヘンな人たちがいてすっかりびっくり。


矢作保育園にて。ちょっと恥ずかしめなの~

広田小仮設にて。本当にふらっと寄っただけだったのに、どこともなく茎ワカメが出てきたり、煎餅が出てきたり。みんな笑顔になれて最高の青空茶会でした。
広田保育園にて。あんまりひっぱらないでーの図。


小友保育所のお散歩に出くわしました。植え木の作業をしていた人たちも一服がてら見物に来ました。さすが人気者のトンちゃん。

花っこ畑にて。「またみんなに会えるのを楽しみにしているで~」とトンちゃん。代わりに風船人形を置いてしあわせの国へ帰って行きましたとさ。どんどはれ。

2013年3月20日水曜日

3月13日にお茶の間リラックスタイムを開催しました。

3月13日に大船渡市の大豆沢応急仮設住宅と山岸応急仮設住宅でお茶の間リラックスタイムを開催しました。

大豆沢仮設住宅

この前、連帯東北のタヘルさんや歌手の森さんと共にお邪魔した所です。今回は生粋の足湯隊での訪問です。ワカメの収穫、塩蔵と忙しい時期ですが、こういう時こそ体調管理に気を配りたいものです。


今回は多数のお父さんたちの参加がありました。お忙しいなかありがとうございます。
 
 
 
 
少人数でこじんまりと。それでも皆様とほっこり出来れば大根コンは嬉しいのです。


この方、今度新しくご自宅を建てられたそうです。やはり大変な思いをするとしても、持ち家が欲しいという人はとても多いです。当然ですね。中には「仮設では絶対死にたくない」と言って、80代で一人で家を建てて住んでいるといった話を聞いたことがあります。ちなみに四角くて黒い物体はもずく。うまそう。うまいサンマもワカメもモズクも、三陸の元気にかかっているわけですね。



末崎大豆沢近くの小さな漁港。支援員さんに案内していただきました。何かの作業をしているようですね。
リアス式海岸の続く岩手ではこのような小規模の漁港が無数にあります。

海岸線は破壊されたまま。

椿の苗。これが咲き乱れる日が来るのでしょうか。


山岸仮設住宅

今回はいすに座ってのリラックスタイム。丁度トンちゃんが来ていた時期だからでしょうか。鼻に何か着けていただいております。
 
 
 
なんだこよくわからない流れになっていますね。
 
 
 
 
おまけ。帰りに高田の木村屋で。去年まで保育園だった子らしいです。立派な1年生になったねー。
 

2013年3月12日火曜日

湯たんぽや湯たんぽカバーを届けました。

神奈川県のみんなで作ろう湯たんぽカバーの会様と辻本プラスチック工業㈱様より頂いた、湯たんぽカバー及び湯たんぽを、陸前高田市の打越仮設と教員跡地仮設住宅にお届けしました。また、いわて生協様を通じてカゴメ株式会社様より頂いた、野菜ミックスジュースも併せてお届けしました。
岩手の2月中ごろはまだまだ冬まっただ中といった感じですが、そんな時期にお届けする事が出来て良かったと思います。


食料・物資の支援について、被災者の間でも様々な声が聞かれます。多くの方々がもういらないという中で、国民年金しか収入がない、あるいはまったく収入のあてが無い、という人たちがいるのもまた事実です。あるいは家庭の事情で身内には頼れない、身内はいるが沿岸を離れたくないなど、一概に被災者とひとくくりに語れない状況になっています。あるいは2年という年月が個々の状況をひときわ際立たせているようにも感じます。仮設を出て家を建て始めた人や建設が始まった公営住宅への入居を考えている人がいる一方で、公営住宅の入居費用を心配している人もいます。
味噌・醤油等の日用品を買うのもためらう人がいます。

小さな団体だからこそ、今後は小さなニーズにも対応できるような支援ができればと思いますが、なかなかに難しい課題となりそうです。









~番外編~内陸で広がる大根コンの輪

最近は内陸でも大根コンプロジェクトとしてお呼ばれする機会が増えている吉野正子でございます。

3月7日に一関市花泉町の「花泉の地域医療をサポートする会」の総会で「手軽にできる健康法」と銘打って健康指導をして参りました。

同会は健康な暮らしができる地域づくりへ地域医療を勉強し支えていく事を目的に設立され、多くの課題を抱える現代の地方医療をサポートする活動を開始なさるようです。地域医療を憂うのみならず行動する。自分たちの問題として課題に取り組むその姿勢が素晴らしいと思います。
病にかかったら病院に。でも、出来るだけ病院のお世話にならないよう日々の健康に気をつけることはもっと重要です。「自分の身体は自分でお手入れしましょう。」が座右の銘の吉野正子でございます。今回はそんな部分で、大根コンが少しお手伝いできたとすれば光栄に思います。

また、同日に一関市役所花泉支所福祉保健課でも健康体操指導を行いました。
こちらは代表の吉野崇も参りまして大根コンを歌って、伸びて縮んで緩めてと約150人でストレッチをしました。

近代化に伴い、医療も政治も子育てや食事でさえも専門家・外注化され、地域や家庭から遠ざかっていった20世紀の日本社会でしたが、結局自分たちでなんとかしなきゃならない時代に戻りつつあるように感じます。震災復興も然り。そんな時にこんなご縁は心強いと思うのです。



こちらは花泉の地域医療をサポートする会での講演記事
こちらは花泉支所保健福祉課主催の体操教室の記事

2013年3月2日土曜日

~番外編~吉野親子が岩手日日に掲載されました

平成25年2月21日の岩手日日に吉野親子の記事が掲載されました。
 
一関市の田河津小学校と田河津公民館が開催している「月曜おはなし会」での体操指導の様子です。歳をとると人間の体はだんだん固くなるものですが、このおばあちゃんは子供もびっくりの柔らかさのようです。普通は子供の方が柔らかいはずですがなんででしょうね。童心を忘れていないからでしょうか。